日本生まれ日本育ち、留学経験もなく根っからの日本人の女医ママです。

2023、2024年の夏の2回、子供たちにハワイへのプリスクール留学を経験してもらいました。普段は子供たちを国内のプリスクールに通わせています。
どんどん増えるプリスクール
長らく英語を不得手としていた日本人ですが、子供たちを英語で育てるプリスクールの環境は徐々に広まりつつあります。職場で先輩パパママ医さんたちの話を聞いていると、未就学児のお子さんがいる方は、1/3程度が子供をプリスクールに通わせている印象です。
プリスクールの数は20年ほど前は全国で数校、というレベルだったそうですが、現在では全国で800件以上、都内では400件以上あるとか!
少子化はどんどん進んでいることを考えると、このプリスクールの増加速度はちょっと異常な気もしますね。
プリスクールの出口戦略
さて、プリスクールがどんどん増えているといっても、小学校以降のインターナショナルスクールも一緒にどんどん増えているかというと、そういうわけでもありません。
もちろん、話題になったハロウやラグビースクールなどの開校もあったり
名門インターナショナルスクールはどんどん難化しているそうですが…
小学校以降の選択肢として、増え続けるプリスクール生を受け入れるだけのキャパシティがあるかというと疑問なんですよね。

プリスクールを卒業した後は、みんなどうしてるのかな?
私自身も答えがまだ出ていないこの疑問。今回選択肢を考えてみることにします。
①日本の公立小学校
我が家はフルタイム共働き+男児2人なので、意外とありかな、と思うこの選択肢。
ただこの場合、いかに英語力の維持と中学受験を両立させていくかが課題となります。
プリスクールで得られた英語力は何もしなければ数か月で忘れてしまう(!)という説もあるそうで、数年分の労力とお金がきれいさっぱり忘れてしまうのはさすがに悲しすぎますよね。この選択肢を選んだ場合は、英語学童や帰国子女アカデミー等の塾との併用の検討が必要です。
また都内の中学受験では、親の協力も必要不可欠ですが、時間&金銭面をどう捻出していくかも問題ですね。特に医者はバイトで稼いでいる側面が強いので、時間を作れば収入が減りますし、収入を増やせば時間が減ります。私は現在収入の低い大学病院勤務なので、時間を作れる&収入が増えるクリニックなどへの転職も検討しなければいけないかもしれません。
②日本の私立・国立小学校
プリスクールに通いながらお受験の準備をする、という割と修羅の道を歩む選択肢。
選択する小学校によっては英語に力を入れているので英語力の維持がしやすい、小中高一貫であれば小学校の間は海外留学や長期滞在等、中学受験のことを考えない選択ができる、というメリットがあります。
我が家もこの選択肢を視野に入れているのですが、フルタイム共働きでお受験を乗り切れるのかが悩ましいですね。またプリスクール育ちですと日本の行事や四季の変化、折々の常識に疎くなりがちです。日本の幼稚園で育ってきたお子さんたちと比べると、お受験で不利なのは否めないでしょう。
③日本のインターナショナルスクール
私の子供たちが通っているプリスクールでは、この選択肢をとるご家庭が多いようです。ただ人気のインターナショナルスクールは、お受験と匹敵する対策が必要になりますし、そもそも日本国籍だと入学がほぼ許可されない学校もありますね。
また、日本の小学校卒業資格が得られない(一条校を除く)のも困りもの。そのまま海外大学まで突き進めればよいですが、子供がまだ小さいこの時点でその選択肢を選ぶ勇気がなかなかもてません。
英語力の維持に心配する必要はなくなりますが、今度は日本語力の維持や日本人としてのアイデンティティの維持が課題となってきます。
④日本のインターナショナルスクール+公立小学校
③の大きなデメリット、「日本の小学校卒業資格を得られない」「夏休みが長すぎる」を解消できるのがこの方法ですが、自治体や通わせる公立小学校によって入学が許可されたりされなかったりするそうです。校長判断なので、校長が変わると許可されなくなったなんて噂も!
またインターナショナルスクール側が、ダブルスクールを認めてくれない例もあるという話も聞きました。
⑤海外移住や海外のボーディングスクール

いっそのこと海外行っちゃう?
知り合いの女医さんで、自分は日本で働き、旦那さんと子供をシンガポールに教育移住させている、という方がいらっしゃって。
でもさすがに私はその選択は難しいかなぁ…私が寂しいという意味で笑
ボーディングスクールも向こうでの子供たちの様子が分かりにくい、お金が無限にかかりそうなどのイメージはありますが、今のところは解像度が低いので選びにくいのも事実です。
我が家の場合
さて、私が今のところ考えつく選択肢を並べてみましたが、いかがでしょうか。
プリスクールを卒業されたお子さんたちの統計とかがあればぜひ知りたいです。
我が家の場合は②を視野に入れつつも③、④も検討中で、①もありかな、と思いつつ、つまりまだ何も決まってないです…ただ、お受験を視野に入れてくるとそろそろ幼児教室選びや志望校調査も始まってくる年齢ですので、ぼちぼちお受験に関する情報収集や発信もしていこうと思っております。
今年最初の記事はなんだかもやもやとした悩みになりましたが、本年もよろしくお願いいたします。