日本生まれ日本育ち、留学経験もなく根っからの日本人の女医ママです。
2023、2024年の夏の2回、子供たちにハワイへのプリスクール留学を経験してもらいました。
今回は現地でのA型肝炎ワクチン接種と結核(TB)チェック編、2023年の初めてのプリスクール留学の際の記録です。
日本での準備編と現地での準備編はこちら↓
ハワイでのA型肝炎ワクチン接種:接種場所探し
Doctors of Waikikiのドクターから「A型肝炎ワクチンを薬局で接種してきてね」と言われた私たちは、ワイキキのLongs Drugsへ向かいました。
特に処方箋や指示書みたいなものもなく、そんなふらっと行って打てるのか??話は通っているのか??と頭の中はハテナだらけでしたがとりあえず向かうことに。
Longs Drugsの受付に行き、
Doctors of Waikikiのドクターから、息子がここでA型肝炎のワクチンを打てると言われてきました。
息子さんは何歳?
2歳です。
あら、じゃあここでは打てないわ。5歳以下はここでは打てないの。
…えぇえ!びっくり。
英語だったので正しく解釈できているのか分かりませんが、薬剤師がワクチンを打てるのは6歳からで、5歳以下は医者じゃないと打てない、ということみたいです。
何でそれをDoctors of Waikikiのドクターが把握してないの!とは思いましたがここでごねても仕方ありません。
あわてて帰宅してDoctors of Waikikiに電話したところ、看護師さんと電話がつながり、「あらそうなのねぇ、うちでも打てないけど(なんで???)。どこか他の薬局とか病院を探してみたら?」という回答。
このまま接種できないで土日に突入したら月曜日からpreschoolに通わせることが出来なくなってしまう…と焦って他の病院にも電話しました。
ここはかなり大きな子供病院で、この後書きますが、TBチェックのためにレントゲンを撮ってもらったところです。
当然A型肝炎のワクチン接種もやっていますが、電話したところ予約が取れるのは1ヶ月後という回答。それじゃ全然間に合わないということで却下。
ちなみに、日本語対応できます的なホームページの案内がありますが、電話したところ全然日本語対応はしてくれませんでした。
比較的新しくできたらしい聖ルカクリニック。ここは小児の診療はやっていないということでお断り。たまたまかもしれませんが、受付の女性が塩対応過ぎて怖かったです。
ハワイ在住の日本人の中では有名らしい三枝先生のクリニックは、もろもろの小児対応をやってくれるみたいですが、この日は午後休診で連絡つかず。
どうしよう!と焦って検索し、何とか見つけたのがこちら。
Longs Drugsに併設している小さなクリニックですが、ドクターが常駐しているので小児でもワクチン接種が出来るとのこと!しかもオンラインで予約が取れて簡易的。ここで次の日の予約を取ることが出来、何とか希望が見えてきました。
ちなみにCVSのサイトは日本から閲覧ができませんが、現地アメリカでは閲覧できます。
ハワイでのA型肝炎ワクチン接種:minitue clinic
そして翌日。行ってみたらだめでしたーなんて可能性もなくはないよな…と期待値を下げながら向かいます。Longs Drugsの一番奥に向かうと
こんな感じで小さなクリニックスペースが。
奥の機械で受付の手続きをするとすぐに看護師さんが来てくれ、問診票に記入しつつ今回の経緯を説明。A型肝炎ワクチンの接種をしてほしいのと、その証明+2回目の接種の予約証明が欲しいということを伝えました。
渡航前にスケジュールの関係で1回しかA型肝炎ワクチンが接種できない場合、2回目は〇月〇日に打ちます、という予約証明が必要となりますのでお忘れなく!
その後前の患者さんの診察を10分ほど待って、先生とご対面。
両腕全てtatoo!という日本では早々お目にかかれないタイプのドクターでしたが、ここは看護師さんもドクターもめちゃくちゃ優しくて、これまで割と塩対応されてきた私としては泣きそうになりました。
子供の扱いも上手で、Doctors of Waikikiでひたすら泣いていた長男でしたが、ここではご機嫌。
おもちゃをもらって遊んでいるうちに、一瞬でワクチンを打ってもらって、全く泣かずに注射を終えることが出来ました。感謝!!
ワクチン接種のお値段は診察料込みで126$でした。日本でも10,000円前後というところが多いみたいなので、医療費が高いイメージのアメリカですが、良心的かも。
ちなみに証明書に関しては、きちんとしたformはないみたいで(小児病院だと準備しているのかもしれませんが)、カルテを印刷した紙に先生がサインする、という簡易的なものをいただきました。
「これで正式っぽさがより出るかな?」とか言って先生がクリニックのハンコを押してたのが可愛かったです。
無事にこの書類でpreschoolに受け取って貰えたので、書式は特に問題ないようでした!
ハワイでのTBチェック
Doctors of Waikikiでツベルクリン検査よりもレントゲンを勧められた私達。
紹介(?)されたKapiolani Medical Center for Women & Childrenに向かいます。
ここでレントゲンを撮ってきてね!と言われたものの日本だと絶対あるはずの「紹介状」がなく口約束なのでかなり不安…予約日時や時間も指定されず、受付時間内に行けばいいから、という状態です。
かなり規模の大きな病院で、少し歩きますが駐車場も大きいです。
車寄せもあり、妊婦さんや子連れの方を沢山見かけました。
本当に話が通じているのか不安で仕方がありませんでした。が、とりあえず言われたとおりRadiology部門に突撃します。
割と感じ悪めの受付のおばさまに、レントゲンを撮りに来たと伝えると、
Walk in ? or Appointoment?
Appointoment? The doctor of Doctors of Waikiki said us to take X-ray here.
私がわちゃわちゃ英語で答えていると、
Walk-in, huh? Actually, all X-rays are walk-ins.
…OK.
だったら最初から聞くなよー!という心の声は押し殺します。
アメリカの病院は待ち時間が長いというのが当たり前と思っていましたが、17時の受付終了間際だったせいが、手続きは比較的早く、すぐにレントゲンを撮っていただきました。
結果はどうするのか、と尋ねると「My Chartのページは持っている?」と逆に質問され。
My Chartというのは、これもアメリカらしいなと思うのですが、登録して自分のカルテや検査結果が自分で見られるシステムのことのようです。日本では聞いたことないですよねぇ。
My Chartは持っていない、と返答すると「じゃあDoctors of Waikikiの先生に電話して結果を伝えておくわ。」とのことでした。
その後無事にDoctors of Waikikiの方に結果は届いていたようで、メールで結果を送っていただいて終了。ちなみにここでの会計は、その場で支払うのではなく日本の住所に請求書を送る、という不思議な支払いの仕方でした。
紹介→検査のシステムや、結果の確認の方法などが日本と違うので、やはり海外での病院受診は戸惑いますね。
それでもこれにて何とか無事に書類をそろえることが出来たのでした!